昨日の雨が今朝はすっきりと上がった。
数日外に出ていなかったから、久しぶりに今日は娘と散歩にいこう。
雛あられクレッシェンドに吾子は噛み きりん
自宅待機の娘とのお楽しみ。
ホットプレートで薄皮を焼き、クレープの朝食。
巻いたり、握ったり、手づから食べるものってなんで美味しいんだろ。
春苺クレープそっと包む吾子 きりん
花のまま落ちた桜を妻が拾ってきて水に浮かべた。
ただそれだけのものなのに、揺れる影や光の変化にいつまでも見飽きない。
美しいものは身近にあるんだ。
白磁器に花屑浮かべテレワーク きりん
今朝は昨日より肌寒い。
いつの間にか川沿いのハナミズキが風に揺れてた。
散歩の間花達が目を楽しませてくれる、いい季節。
はなみずき川沿いをゆく散歩道 きりん
深夜に四っ角な詩をかく
深夜に詩をかく
深夜タク
ワタクシ背をかく
左手で
右手のおやゆび
右手のなかゆび
指を鳴らす
指輪を鳴らす
夜はなかなか鳴らないの
深夜の指先に
深夜の小麦
豚 ホネ 脂
コラーゲン
深夜に羽ばたく昆虫の
羽の脂はよくひかる
羽のうへ乱反射する光
ワタスの心も乱反射
左手のおやゆび捧げても
タクシーはとまらない
ワタクシーはあるきだす
コントラバスという乗物
いつでも乗れるわけじやない
まあいっしょに 歩こうか
ぶんぶんぶん
弓がとぶ
おうちのまわりで
コバラが空いたよ
ぶんぶんぶん
あー
どうしよう
詩集
耳と絵と、眼と音と
詩集は霧に濡れ、
湿り気を帯びていた
海は頁の 隅ずみを、波打たせていった
つまらない音楽が
背の高い 雲のせいで
美しく聴こえた
風が
砂のうえを、吹きぬける
風が私の頬をうつ
眠りから覚めて、青く
眠りから覚めて、風はいつまでも青く
耳と絵と、眼と音と
マグリット
マグリット
マグネット
マグカップ
マグノリア
アア、
クマ ヒグマ マグマ クマ
クマ ヒグマ マグマ クマ
アカマント
アオマント
キマント
シママント
オオ、
クマ ヒグマ マグマ クマ
クマ ヒグマ マグマ クマ
カワラニ クマガ
アラワレタ
カワラヌ クモニ
ミイラレタ
クマ ヒグマ マグマ クマ
クマ ヒグマ マグマ クマ
カゼニ ユレル
モジ
アア、
カナシイノ コトバガ コノハヲ
ユラス
クウキノ フルエヲ カンジテ
ユレル
ホドウキョウ カラ
ナガメテ イタラ
マルデ ケシキガ テヲフル
ミタイ
コウツウセイリノ
ヒトモ テヲフル
コノハモ テヲフル
カナシイノ コトバガ コノハヲ
ユラス
ミンナ、サヨナラ、サヨナラ、
サヨナラ、ト
テヲフル テヲフル
フル フル ユレル
アカマント
キマント
シママント
カゼニ ユレル
テノ ヒラ