[未知なもの] きりん俳句日記:夏たちぬ 2020 年 5 月 13 日 水曜日

帽子をかぶって散歩する。
それでも、首筋がやけるほどの日差し。
風が火照りを冷ましてくれる。ふと、影が濃くなっているのに気づいた。

夏立ちぬタイルに踊る吾子の影 きりん

[未知なもの] きりん俳句日記:クレッシェンドに 2020 年 4 月 26 日 日曜日

佐藤きりん

昨日の雨が今朝はすっきりと上がった。
数日外に出ていなかったから、久しぶりに今日は娘と散歩にいこう。

 
雛あられクレッシェンドに吾子は噛み きりん

 


[未知なもの] きりん俳句日記:クレープそっと 2020 年 4 月 25 日 土曜日

佐藤きりん

自宅待機の娘とのお楽しみ。
ホットプレートで薄皮を焼き、クレープの朝食。
巻いたり、握ったり、手づから食べるものってなんで美味しいんだろ。

 
春苺クレープそっと包む吾子 きりん

 


[未知なもの] きりん俳句日記:花びら浮かべ 2020 年 4 月 24 日 金曜日

佐藤きりん

花のまま落ちた桜を妻が拾ってきて水に浮かべた。
ただそれだけのものなのに、揺れる影や光の変化にいつまでも見飽きない。
美しいものは身近にあるんだ。

 
白磁器に花屑浮かべテレワーク きりん

 


[未知なもの] きりん俳句日記:はなみずき 2020 年 4 月 24 日 金曜日

佐藤きりん

今朝は昨日より肌寒い。
いつの間にか川沿いのハナミズキが風に揺れてた。
散歩の間花達が目を楽しませてくれる、いい季節。

 
はなみずき川沿いをゆく散歩道 きりん

 


[未知なもの] きりん俳句日記:パンを焼く 2020 年 4 月 24 日 金曜日

佐藤きりん

週末にパンを焼いて食べるのが最近のわが家の習慣。
ジャムをつけたり、サンドウィッチにしたり。
焼きたてのパンはなんとも言えない幸せな香りがします。

 
寝床までパン焼く匂い寒戻る きりん

 


[未知なもの] 深夜に四っ角な詩をかく 2018 年 4 月 12 日 木曜日

深夜に四っ角な詩をかく

深夜に詩をかく
深夜タク
ワタクシ背をかく
左手で

右手のおやゆび
右手のなかゆび

指を鳴らす
指輪を鳴らす
夜はなかなか鳴らないの

深夜の指先に
深夜の小麦
豚 ホネ 脂
コラーゲン

深夜に羽ばたく昆虫の
羽の脂はよくひかる
羽のうへ乱反射する光
ワタスの心も乱反射

左手のおやゆび捧げても

タクシーはとまらない
ワタクシーはあるきだす
コントラバスという乗物
いつでも乗れるわけじやない
まあいっしょに 歩こうか

ぶんぶんぶん
弓がとぶ
おうちのまわりで
コバラが空いたよ
ぶんぶんぶん
あー
どうしよう


[未知なもの] 詩集 2018 年 4 月 5 日 木曜日

詩集

耳と絵と、眼と音と

詩集は霧に濡れ、
湿り気を帯びていた
海は頁の 隅ずみを、波打たせていった
つまらない音楽が
背の高い 雲のせいで
美しく聴こえた

風が

砂のうえを、吹きぬける
風が私の頬をうつ
眠りから覚めて、青く
眠りから覚めて、風はいつまでも青く

耳と絵と、眼と音と


[未知なもの]  2018 年 4 月 4 日 水曜日

よ空にあきし月の穴 小さき星の穴
われら壺のなかにありて
穴のむこうの光を眺むるもの

夜は昼
内は外


[未知なもの] No.40 マグリット 2011 年 8 月 19 日 金曜日

マグリット

マグリット 
マグネット 

マグカップ 
マグノリア

アア、

クマ ヒグマ マグマ クマ
クマ ヒグマ マグマ クマ

アカマント
アオマント

キマント
シママント

オオ、

クマ ヒグマ マグマ クマ
クマ ヒグマ マグマ クマ

カワラニ クマガ
アラワレタ

カワラヌ クモニ
ミイラレタ

クマ ヒグマ マグマ クマ
クマ ヒグマ マグマ クマ

カゼニ ユレル
モジ

アア、

カナシイノ コトバガ コノハヲ 
ユラス

クウキノ フルエヲ カンジテ 
ユレル

ホドウキョウ カラ
ナガメテ イタラ

マルデ ケシキガ テヲフル
ミタイ

コウツウセイリノ
ヒトモ テヲフル

コノハモ テヲフル

カナシイノ コトバガ コノハヲ 
ユラス

ミンナ、サヨナラ、サヨナラ、
サヨナラ、ト

テヲフル テヲフル
フル フル ユレル

アカマント
キマント
シママント

カゼニ ユレル
テノ ヒラ