[未知なもの] 詩集

詩集

耳と絵と、眼と音と

詩集は霧に濡れ、
湿り気を帯びていた
海は頁の 隅ずみを、波打たせていった
つまらない音楽が
背の高い 雲のせいで
美しく聴こえた

風が

砂のうえを、吹きぬける
風が私の頬をうつ
眠りから覚めて、青く
眠りから覚めて、風はいつまでも青く

耳と絵と、眼と音と

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