[未知なもの] No.36 この秋

11月のまっすぐな道を
しばらく歩いて
考えたけれど

ビスコがビスコである時は
永遠のようでいて
短い

ビスコがビスコであるうちに
食べよう

跳ねる人
 跳ねる人
跳ねる人

ところで

枕が枕であるときは
知っているようで
夢の中だ

夢の中で
ビスコを枕に
小さな私が眠る

眠っているのは
砂の丘

砂の丘で
ビスコを枕に
小さな私は夢を見る

小さな私は
ふるえるように
ビスコの夢を見る

眠っているのは
夢の中

跳ねる人
 跳ねる人
跳ねる人

この秋の

ふるえるような秋の道を
しばらく歩いて
考えたけれど

ビスコがビスコである時は
永遠のようでいて
短い

さあ
私が私であるうちに

食べよう

ビスコ

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